#RSGT2023 でボランティアスタッフやってみた
こんにちは、CX事業本部モダンオフショア推進担当の藤村です。
2023年01月11日(水)〜2023年01月13日(金)の3日間、現地(東京:御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンター)及びリモートでのハイブリッドで開催された『Regional Scrum Gathering℠ Tokyo 2023』にボランティアスタッフとして参加してきました。
Regional Scrum Gathering Tokyo には、確か2014年から参加し始め、2015年、2016年、2020年、2021年は登壇させて頂き、他の年は一般参加者として参加してきましたが、ボランティアスタッフは初体験です。
当記事では、会場準備のDay0〜Day3までの4日間でやったこと、感じたことを、備忘録がてら書いてみます。
ボランティアスタッフに応募した経緯
- プロポーザルのネタが無かった
- 話したい成果がここ一年で無いことが一番の課題…
- チケットを入手できていなかった
- 年々競争が激しくなってる気がする…
- ボランティアスタッフ経験者の評判がとても良い
- 去年ボランティアスタッフを経験した同僚のかみとさんの記事でも絶賛
Day0(1/10)
- 14時集合だったが、業務都合で15時前に到着
- スタッフ控室を案内してもらった後は、来場者向けトートバッグにネックストラップやステッカー、マスクなど封入作業
- 自律的なメンバーが集っていることもあり、ボトルネックが生じる度にリアルタイムで改善活動が行われ、あっという間に500セット分の準備完了
- まさに自己組織化されたチームを体現
- 以前、上場企業で働いていた時、株主総会の来場者向けノベルティグッズの作成も同じくスタッフで作った際に、自己組織化されたチームを体験できたことを思い出した
- 新しい手法が生み出される度に、○○方式(○○は考案者の名前)という名のプロセスが形式知化され、より良い方式が他チームにも伝搬していった思い出
- 自律的なメンバーが集っていることもあり、ボトルネックが生じる度にリアルタイムで改善活動が行われ、あっという間に500セット分の準備完了
- スポンサーブース出してるKiroさんにご挨拶&相談
- 近くの郵便局へ行って、リモートから登壇予定の岡島さんへTシャツやノベルティグッズを発送
- トランシーバー使い方レクチャー
- テスト発声で面白いことが言えない…
- ボランティアスタッフ数名で軽めの前夜祭
- 途中からリハーサルに来ていた kyon_mm さん達とも合流して以下のようなことを話した記憶
- Disciplined Agileについて
- ScrumやXPで使われるメタファについて
- エンジニアの育成、中途の引き抜き合いの無い世界の実現について
Day1(1/11)
- 予定通り8時に現地集合
- 午前中は特に担当が無かったため、遠藤さん、円城寺さん、小野さん達と受付での手の消毒、検温を担当
- 以下の順で案内していたが、1→2の間でQR準備してスマホ持ってる人に手の消毒をお願いするところで多少もたついた。もう少しスムーズな導線がありそう
- エスカレーター下でQR準備のご案内
- エスカレーター上で手の消毒
- 検温
- QRでの受付
- 消毒ポンプを手に持ってこちらから消毒液散布してたけど、量が多かったり少なかったり、アレルギーの人にもかけちゃったり
- 特に効率上がったわけでも無いし、台の上に置いておいて、自分でやってもらうのでも良かった
- DevOpsDays Taipei 2019やAgile Vietnam Conference 2022 で一緒だった John Yu さんが来たので、嬉しくて話してたら人詰まりを起こした…
- 以下の順で案内していたが、1→2の間でQR準備してスマホ持ってる人に手の消毒をお願いするところで多少もたついた。もう少しスムーズな導線がありそう
- Agile Vietnam Conference でも登壇してて、今回もスピーカーのDanielさんとも再開。海外のカンファレンスで仲良くなった人達と、別のカンファレンスで再開できるのが最高に楽しい
- 中ペ(中国語ペラペラ)でコミュニケーションしてる遠藤さんかっこいい
- DevOpsDays Taipei 2019で一緒だった伊藤さん、さささんとJohn Yuさんとの再開。さささんがアフターパーティー会場のTITAN社で酔っ払ったこと覚えてた
- マツシューさんから『MYJOB WENT TO INDIA』へのサインを求められ、快く応じる
- 午後一の洋さん、長沢さんの部屋付き当番だったため、Davidさんのキーノートを聞くのは諦め、11時ぐらいに早弁
- ヒレカツ弁当をレンチン(2分)して食べたら、めっちゃ美味しかった。電子レンジ使えるのはスタッフの特権
- 長沢さんがオンサイト登壇かオンライン登壇か分かっていなかったので、いんだれさんに確認してもらう
- この辺が、他のカンファレンスとかなら事前確認が明確にされている気がするけど、直前でオンラインと聞いても特に問題無かった
- いち早く Main Hall WEST に行って、洋さんに挨拶
- リモート登壇の長沢さんとZoomの音声で軽く打ち合わせしたら、ホール中に会話が響いてた
- 12時30分からコミュニティ告知LTが Main Hall WEST で始まった!
- セッション開始時に「Outcomeにフォーカスするチームへのジャーニー 中村洋さんお願いします」と言おうと思ったけど、いきなり噛んだ。緊張してる!
- 聞きたいセッションをスタッフに伝え、それを元に部屋付き担当を決めてもらってたけど、セッションの残り時間やDiscordを気にしつつ、トランシーバーからの声にも耳を傾けていると、全くセッションの内容が頭に入ってこないことに気づく。これは大きな誤算
- 続いて、長沢さんのセッション。Zoomによるオンラインからの登壇だったけど、特に何の問題もなし。内容については、やはりテンパってて頭に入ってこない。
- 一緒に部屋付きだった松下さんから、弟さんが今度ダナンに移住するかもって話を聞いてテンション上がる
- 14時〜16時ぐらいは、廊下からお仕事のMTG
- 新年早々、これほど多くの人が、仕事休んでセッション聞いたり、コミュニケーションしてるのって、よく考えるとめっちゃ素晴らしい!
- 16時15分からは小田中さんの部屋付き当番。少しずつ慣れてきて、セッションの内容が頭に入ってくるようになってきた
- ワクワクさんが最大勢力の現場って素晴らしい
- 小田中さんの発表は動きがあって聴講者を飽きさせない
- そして内容も素晴らしい。弊社でも試行錯誤しながらOKRの導入を進めているところなので、ぜひこちらのセッション動画を同僚と一緒に観たい
- 心地よい疲労感を感じつつ、途中から高橋さんの招待講演を部屋の最後尾で聴講
- 「最後、今日のセッションで感じたことを近くの人と話そう」って川口さんが呼びかけたので、隣りに座ってた若者と雑談。組織を活性化する活動を社内で推進していると聞いて興味がわき、セッションの感想ではなくその取り組みについて聞いてたら雑談タイム終了
- 「何人かの人に感想を聞いてみましょう」と言いながら部屋の後ろの方に歩き始める川口さん。まさか来ないよなーと思ってたら、「最後藤村さん、感想をどうぞ」とマイクを渡された…。「隣の彼、すごいんです!」って話し始め、話しながらなんとか高橋さんの講演内容につなげようと思ったけど繋げられず。高橋さんに失礼なことをしてしまった。
- 会場の撤収後、スタッフ10人ぐらいでお疲れ様会。近場のお店はどこもRSGTの参加者でいっぱいのため、「WIZ CRAFT BEER and FOOD」の屋外の席へ
- 寒かったので、一杯目はコーヒー。ブランケットをお店の人が貸してくれて、結構快適。ホッカイロもくれたけど、そっちはイマイチ。
- Tシャツで現れた山口さん凄い
- ウエイター兼マジシャンの人が、後でマジック見てくださいと営業に来て、ちょっと面倒だなーって思ったけど、実際にマジックしてもらったら凄かった
- 永瀬さんと森谷さんが別々にサインしたカードが1枚になったのは、全くわからなかった
- 店内にKiroさんがAgile Nepal Conference 2023 のオーガナイザーのAryalさんと一緒とのことで、誰か行かない?って言ってて、めちゃくちゃネパールに行きたくなった
Day2(1/12)
- 昨日に引き続き、8時に現地集合
- Day1同様、遠藤さん、円城寺さん、小野さん達と受付での手の消毒、検温を担当
- 椎葉さんとも久しぶりにお話できた。年一で椎葉さんの話を聞かないと、ソウルジェムが濁る
- 来場者の流れも一段落したので、途中からTerraceルームでLyssa Adkinsさんのキーノートを隅っこで聞く
- セッションの途中、周りの人と話す時にボッチの人がいたので、声かけて一緒にお話し
- 「私たちの星が壊されていた時、あなたは何をしていたの?」
- QAタイムになって周り見渡したら、部屋にスタッフは自分しかいないことに気づく
- 部屋の前に立ってみたものの、部屋からは特に質問も出ず、終了
- ITプレナーズさんのブース行って、スクラムの5つの価値基準ネイルシールゲット。とりあえず「確約」「尊敬」「集中」を爪に貼ってみた
- 隣のスタメンのブースでトートバッグゲット。スタメンの社長が前前職の同僚で、入れ違いでベトナムに行ってたこととかを話した
- 廊下で小田中さんと、自社で抱えているOKRの課題とかについて相談
- もう一人のいくおさんも通りかかったので、Wいくおに挟まれて記念写真
- 遅めのランチ。今日はローストポーク
- 田中亮さんの近況を聞く。ORSCの簡易的なワークショップを廊下でやってもらおうとしたタイミングで、午後セッションのDanielさんが接続チェックのために来たので中断。今度続きを…
- Danielさんの接続チェックは問題なし。Danielさんからサイコロをもらう。同僚のNghiさんからも聞いてたサイコロで、めっちゃ欲しかったのでとても嬉しい。なお、使い方はよく分かっていない
- 13時からはkyon_mmさんのセッション。少し遅れて部屋についたけどトラブルで開始が遅れてた。ネットワークが遅いとのことで、PCとスマホそれぞれのアクセスポイントを登壇者用に変更。それでもZoomで画面共有されている画面の解像度が非常に粗い問題は解決されず
- トランシーバーでヘルプを求めるも、自分がテンパって正確に状況を伝えられず、貢献できない。。こういう時に冷静に対応できる人になりたい
- 何かしらの再起動(Zoom?)で事象が解決できたけど、それも正しく認識、共有できず、スタッフに知見も溜められず、貢献できない。。
- 14時からはDanielさんのセッション。10分前にスタンバイするけど、通訳の方からZoomの通訳者権限がついていないと聞いてテンパる
- 松元さんが通訳の方とやり取りしつつ、田上さんにホスト権限付けてサクッと対応。スマートだ
- タイムキーパーはJohn Yu さんにお任せ
- 無事にセッションも終わり、QAタイムで質問してくれた人にDanielさんがサイコロを投げてプレゼント。結構な距離があったけど正確なスローイングと、質問者も正確なキャッチ。様になる。自分がやったらガラス割れそう。
- 続いてかっぱさんのセッションの部屋付きのため、急いで移動
- 同じく部屋付きの岩村さんが全部やってくれたので、じっくり聞けた
- 表面上はロジカルでクールに、熱い気持ちは内に秘めてチャレンジし続けてるかっぱさんはめっちゃカッコいい
- 続いては「GO」を展開するMobility Technologiesの日浅さん
- GOアプリについてや、GOのエンジニアについてお話したかったけど、次のセッションの部屋付き当番で移動しなきゃで時間が取れず。残念
- 部屋の外に出たらDanielさんとJohn Yuさんが一緒に写真撮るために待っててくれた。ボードの前で記念写真撮れて大満足
- 続いてはSlalomの皆さんのセッション。Slalomは今一番興味ある会社
- Zoomの画面共有だと、発表者ノートが見れない!
- 別のPCに資料を共有し、投影用のPCと、発表者ノート用のPCの2台を準備。手動で同期をとってもらうことで対応
- iPadがミュートになってたり、部屋の音声が英語になってて、同時通訳の方の声が流れちゃうなど、またもやバタついちゃった後に3分押しぐらいでスタート。
- セッション終了後、登壇者のお三方にSlalomの案件の進め方やアサインの仕方などについてチラッとお話し聞けて良かった
- 軽食タイム、高江洲さんと、スティーヴ・アオキの父親が創業した紅花の『ココットカレー』を食べに行く約束
- 廊下でみやざきさんと、受託開発の課題感についてお話し。フワフワしたままハッキリさせずに進めちゃうことで、顧客との期待値のズレが生じちゃった話とかができた
- 時間になったので撤収作業。
- 伊藤さんや森雄哉さん、石村さんと守破離の振り付けの良し悪しについて。寸劇の守破離の動きを確認しないと
- 森雄哉さんとかが1階の音音にいると聞いたので合流
- 石村さんからノリックさんの近況について聞いた
- 原田巌さんやばやしさんたちも合流。スプリントゴール話で盛り上がる。以前のカンファレンスのOSTで、スプリントゴールについて川口さんに口ボコにされた時に共闘してくれてたのは、ばやしさんだったか
- 隣の席には、私にとってのマスターセンセイである木村さんや松潤さん、いづさんがいた事に気づき、そちらに合流
- クリエーションラインとクラスメソッド、それぞれの外からの印象と内部の実情とかについて話す
- 受託開発におけるアジャイル開発の課題について相談したところから議論が白熱
- 私の言葉の節々(リカバリーとか)にウォーターフォール的な印象を受けるとのフィードバック
- 「以前は理想に軸足置いてたけど、今は現実に軸足置いてない?」って木村さんに言われたのが、今回のRSGTで一番「うっ」ってなった瞬間
- トミーさんやAki.mさんも合流してきてたけど、閉店間際で全然喋れなかったことが悔やまれる
- 明日もあるので、一次会で帰宅
Day3(1/13)
- 岩本町のオフィスに仕事してから、12時過ぎに会場着
- メインホールではOSTの最後のコマが始まるタイミング
- 『デザイナーがスクラムやアジャイルを知ると、組織的・キャリア的に何がうれしい?』というテーマのテーブルに参加。インクリメンタルに進めたい開発と、全体のコンセプトを先に決めてから進めたいデザインの落とし所として、複数のフェーズに切って、イテレーティブに進めたりしてる話とかをする
- アーキテクチャの設計も同じだったよねって話しとか、どんどん直していけば良いだけではって意見とかもあって、なかなか楽しかった
- OST終了後も、SORACOMのわたなべさんと延長戦でお話できて良かった
- いよいよ、岩瀬さんのクロージングキーノート
- 長い間巨大企業グループであるNTTグループで腰据えて取り組んできた岩瀬さんと、12回転職しながら渡り歩いてきた私、アプローチは全然違えど、日本を変えたいという思いは全く同じ!めっちゃアゲアゲな気持ちになった
- QAタイム、トランシーバーから聞き取りづらい川口さんの声。藤村って単語が聞こえた気がした。誰かが聞き返したところ「QAの最後、藤村さんよろしく」とのこと
- 初日の高橋さんの招待講演の最後のコメント、ちゃんとしたこと言えなくて後悔してるって話を川口さんにしたけど、その挽回のチャンスくれたかな。こういう時の川口さんはとても優しい
- 他の人からしてみたら、質問あるなら手を上げて聞けば良いし、手を上げる勇気ないなら質問するなって思うかもだけど、こういった形で背中を押してくれるのは、自分としては本当に嬉しい。おかげで、自分も違った形だけど、日本を変えたいと思っているって想いを伝えることができた
- 肝心の質問は、「NTTコムが変わると、NTTグループが変わる、NTTグループがかわれば日本が変わる。お話しを聞くとNTTコムはとても素晴らしい会社だと思ったけど、日本を変えるために、次はNTTコムの何を変えていきたいですか?」。回答は「後ほど廊下でお話しましょう」で、廊下では無かったけど、会場撤収中に岩瀬さんから丁寧にご回答頂けた
- 最後はみんなで写真撮影。タワーだ
- 撤収後、元同僚のかっぱさんや大倉さん、てらひでさんとお話し
- 廊下では、久しぶりに守田さんとお話し。守田さんはアジャイルではなくスクラムから入った人だった
- 最後は、帰る皆さんに水とお茶のペットボトルをプレゼントする仕事。たくさん詰め込んでくれた及部さん、さささん、ありがとう
- 一通り後片付けして、スタッフ全員でお疲れ様会
- スタッフが1人ずつご挨拶
- 仕事に戻らなきゃだったので、岩本町方面に向かって歩いてたら、Agile NepalのAryalさんから友達申請が!メッセージ送ったら、Kiroさんが紹介してくれたとのこと。結局会場で話せなかったことを後悔してたので、めっちゃ嬉しい。繋いでくれたことに感謝
まとめ
この記事を書くにあたって、Day0〜Day3の4日間をざっとふりかえってみましたが、スタッフとしてバタバタしているうちにあっという間に終わってしまい、他者への貢献や自分としての目標達成などが全然できなかったなってことを感じました。スタッフの中には、「海外からの参加者をもてなす」「初回参加者に積極的に話しかける」など自分なりのテーマ、具体的なカンファレンスゴールを持って取り組んでいた人も多く、そのようなゴールを意識して臨むとまた学びの深さや満足感が違ったかなとは思うので、ぜひそこはカイゼンしていきたいと思います。
最後のスタッフ一人一人からの挨拶では、「今回は楽できた」「次回はもっと楽したい」という声が多かったのが、RSGTのスタッフらしさだなって感じました。楽したいから、事前にちゃんと考える。楽することで余裕が生まれ、持続することができる。日本のアジャイルにとって、この価値のある場をなんとしても継続していきたい。そのためには無理せず、できる範囲でカイゼンを続け、ちゃんと毎年開催し続けることが重要。
今回改めてRSGTの会場の熱気を目の当たりにし、この素晴らしいギャザリングを開催し続ける先に日本が変わる未来があることを確信できました。参加者、登壇者、スタッフ、すべての関係者に感謝するとともに、自分もこの場に貢献し続けていきたいと思います。